長い終わりが始まる

山崎ナオコーラさん。

以前からかなり気になりつつも読んだことのない作家さんです。

あるサイトで紹介されていて

今とても気になっている「長い終わりが始まる」。

音楽と恋愛の話みたいです。

好きな男の子と関係を持ったことで

その子との終わりが始まってしまった、ということらしい。

それだとハッピーエンドではないのかなと思うけど

あたしが嫌いな終わり方はしないんじゃないかという

変な確信のようなものがある。

ナオコーラさんの本を読んだこともないくせに。

ずっと読みたかった小説を読み始めることも

「長い終わりが始まる」って感じかもしれない。

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グラスホッパー

伊坂幸太郎さん。

殺し屋という職業が本当にあるのかないのか。

どっちにしろ一生係わることのないであろう人だ。

そんな殺し屋が何人か出てくる話。

自殺専門の殺し屋、ナイフ使いの殺し屋、毒専門の殺し屋、

そして、人を"押す"専門の殺し屋。

これだけ殺し屋が出てくると登場人物が次から次へと死んでいく。

若干、残酷な描写もある。

でもそこは井坂さんの小説です。

ちょっと軽い。

あたしはすごく楽しく読めたけど

逆にその軽さが気に障る人もいるかもしれない。

「グラスホッパー」を読み終わってから

"鯨（くじら）"に会いたくて仕方がない。

そういえば「グラスホッパー」ってなんだ・・・。

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真鶴

川上弘美さん。

主人公が何度も向かう場所「真鶴」。

失踪した夫の日記にその地名があったから行くんだけど、

日記に導かれてってよりは

"ついてくるもの"に導かれてって感じ。

"ついてくるもの"はおそらく幽霊ってやつなんだろうな。

最後までなんで「真鶴」だったのか

あたしにはわからなかった・・・。

川上さんの小説は全部好きだったけど

これは少し飽きてしまった。

何が何だかわからないまま、

色々なことがうやむやなまま、終わってしまった印象。

でも、登場人物の名前がみんなすごくステキ。

話にとても馴染んでいた。

あたしも二文字の名前がよかったなぁ。

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ソウルズ

田口ランディさん。

短編集です。

「ソウルズ」＝「魂たち」だそうです。

どの話もいいところでブツッと終わる。

え、どうしてそれでどうなったの続きが気になる～ってモヤモヤ。

でも後半はその"ブツッ"が心地良くなるから不思議。

心を引っかかれるような話ばかりです。

友達と真剣に遊んでたら引っかかれちゃったって感じ。

決して暗くはないけれど

「死」って言葉が頭の片隅にある時は読むといいかもしれない。

「ソウルズ」なんてタイトルだから

楽しい感じを思い浮かべたんだけどちょっと違った。

田口さんはすごく強い人なんだろうなと

作品を読む度に思う。

地球上で最後の人間になっても足掻きそうな

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裂き編み雑貨

「裂き編み雑貨」小説ではなく手芸の本です。

実は好きでして、手芸。

本当は鍵編みの帽子が作りたくて本を探していたのですが

こっちが激しく気になってしまいました。

古くなったり着なくなったりした洋服を裂いて

違うものを作るっていう本で、だから「裂き編み雑貨」です。

最近流行のエコってやつですかね。

ずっとスリッパ代わりに履いていたサンダルが古くなってしまったので

まずは表紙のサンダルを作ろうと思ってます。

着てない洋服は減るし、スリッパはできるし、楽しいし、

良いこと尽くめです。

黙々と手を動かしていると無心になれるので

おすすめですよ、手芸。

裂き編み雑貨

• 作者:
• 出版社/メーカー: 雄鶏社
• 発売日: 2007/07
• メディア: 大型本

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